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情報と意思決定(2)

・RFM分析(有望顧客分析)

  RFM分析とは
   Recency・・・最近の顧客かどうか、Frequency・・・購買頻度、
   Manetary・・・購買金額
  の3つの指標で顧客を分析する方法です。優良顧客、離反顧客、新規顧客
  などに分類して分析できます。

・SWOT分析(社内外経営環境分析)
   内部環境の強み(Strengths)と弱み(Weeknesses)、及び
  外部環境の強み(Opotunities)と弱み(Threats・・・脅威)
  の4つの項目によって現状を把握すると共に将来の課題や戦略を抽出する為の
  分析方法 です。

・バリューチェーン分析(製品付加価値創出分析)
  バリューチェーンとは、原材料を調達してから商品やサービスが顧客に届く
  までに企業が行う活動の連鎖を、モノの連鎖(サプライチェーン)だけでは
  なく、価値の連鎖(バリューチェーン)として捉えたものです。
  バリューチェーン分析は、各活動にかかるコストを把握してコスト戦略に
  役立てたり、各活動における自社の強みと弱みを把握し、差別化戦略に役立て
  たりします。

・3C分析(自社状況分析)
  マーケティングを行うに際し、自社が置かれた環境を
  市場環境(Customer)、競合環境(Competitor)、自社自身( Company)
  の3つの視点から分析する手法です。

バスケット分析(購入分析)
   バスケット分析は、POS(Point Of Sales)データの分析を行うときに使わ
  れる手法で、一度の購買(レシート)でどの商品とどの商品を買ったのかと
  いう(あるいは商品カテゴリ同士)「組み合わせ」を分析する手法です。
  
PPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント)
   プロダクト・ポートフォリオ・マネジメントとは、横軸に相対市場シェア、
   縦軸に市場成長性を表すマトリックスを用いて製品や事業の位置づけを表し
       それによって事業の戦略や方向性を検討する方法です。例えば
   ①問題児(育成すべき段階)②花形(現状を維持継続)
   ③金のなる木(投資を抑えて収益確保)④負け犬(撤退)
  を見極めます。

記述統計と推計統計
  記述統計とは、既知のデータからグラフを作ったり平均値を求めたりして、
  そのデータの特徴を分かりやすく表現することです。
  推測統計とは、限られた数の標本データから大きな母集団のデータを推測する
  統計です。例えば、選挙の出口調査から最終結果を予測したり、現在のデータ
  から未来のデータを推計したりする場合に用いられます。

機械学習
  機械学習とは、人間が自然に行っている学習能力と同様の機能をコンピュータ
  で実現しようとする技術・手法のことです。

データマイニング
   「データマイニング」とは、大量のデータについて統計学や人工知能などを
  駆使して、データ間の相関関係や隠れたパターンなどを見出すための手法
  です。機械学習アルゴリズムを適用することで、既存のデータを利用して
  未知数を予測することができます。データマイニングは機械学習と深い関係が
  あります。

ロジスティック回帰
  目的変数が2値(YES or NO)のときに使用する回帰分析であり、予測モデル
  はロジスティック関数(ジグモイド関数)を使用します。

クラスター分析
  異なる性質を持つ大量のデータの中から似通った項目同士をクラスターとして
  集め分析する手法です。 データ全体を客観的にグループ分けすることで、
  データ全体の見通しを良くする方法です

コメント

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新型コロナウイルス直近の状況について

前回、今のままだと懸念が大きい旨記しましたが、あれから約1カ月が 経ち傾向がはっきりとしてきました。 1カ月前に東京の新規感染者数は30~40人/日レベルだったのが、現在は200~ 300人と7~8倍に増加し、全国に至っては50~60人/日が500~600人/日と10倍 に増加しています。 残念ながら、この結果は「攻めの検査」によるものとは決して言えず、明らかに 市中感染が拡大している結果です。 昨日、政府による現状認識に関する記者会見がありました。それを見て思ったこと をまとめます。 1. 今後、爆発的に拡大したり、逆に収束したりする可能性は低く、緩やかに増加  するか、同じ水準を保つか、緩やかに減少するか3つに1つであるだろう。     但し、そのうちどれになるかは神のみぞ知る領域であるとの見解でした。  そもそも感染爆発の定義自体が曖昧な中で、このように合理的な根拠のない話を  すること自体信じがたいです。  説明に使われてたグラフの縦軸がもし日々の感染者数だとしたら、緩やかに増加  イコール指数関数的な増加です。  あと、現在は市中感染のレベルじゃないという判断をしていましたが、市中感染  の定義自体も曖昧です。そもそも、第1波の消え残り的な潜在的感染者が市中に  存在していたはずなので、もう市中感染レベルですし、そもそも客観的な感染率  を見出していない中で結論じみたことは言えないはずです。 2.一番気になるのは、いまだに対策の柱が「個人レベルへの注意喚起」と   「クラスター対策」に留まっていることです。  いわゆる第1波を経て、人々は既に相当レベルの注意をしているのに注意喚起を  強める程度では拡大速度を少しだけ緩めるだけの効果しかありません。  そもそも人間はロボットじゃないですし、それに行動目標自体があいまいな中で    当然個人ごとに解釈のずれや分布も生まれます。  怖いのは、うまくいかなかった時に、為政者側は注意喚起したのに国民がそれに    従わなかったせいだと、責任のがれに利用される可能性が大きいことです。 3.クラスター対策がうまくいくのは、あくまで感染初期です。しかもそれは、    大規模な検査による多くの陽性者の発見とセットになって初めて成功します...

最近の社会情勢に対する懸念

新型コロナに関する最近の情勢について懸念を書きます。 1.秋、冬に備えようというのがやたら強調されていますが、国別のデータを  見たり、WHOの見解としても、季節的な要因は明らかになっていません。  季節性のインフルエンザと同じ挙動だとする根拠の乏しい楽観的な推測に  基づく風潮なので、もっと科学的知見に基づいて政策決定を行うべきです。 2.今でも、ベンチマークを欧米諸国に置いてそれらの国に比べてどうだと  いう議論が普通になっています。企業間競争でもそうですがベンチマークを  を間違えると、得てして利益に反する結果になってしまいます。  特に新型コロナウイルスについていうと、欧米諸国と東アジアでは抗体保有率  が全く異なるので、感染の仕方等、あるいはウイルスそのものが大きく異なる  可能性があります。  ベンチマークを欧米諸国に置いていると、彼らが経済活動を再開したから  そろそろ日本も良いんじゃないかとか、死亡率がまだ低いから良いみたいな  誤った楽観主義に陥る危険性が高いです。  日本は、地理的にも地政学的にも東アジアの国だということを事実として  認め、東アジアの他の国々をベンチマークにすべきだと思います。 3.感染症は、拡大初期段階で徹底的な検査による陽性者の隔離をしないと急速  な拡大をあらかじめ防ぐことが出来ず、一旦急拡大してしまったら、半強制的  な接触機会制限、つまり経済活動の自粛をする以外、元に戻すことが出来ない  ということが未だに十分理解されていません。 4.その為には、アクティブな市中感染率をモニタリングしていないと、危機  の程度が分からず、有効な政策を打てないはずです。今の日本の態勢だと、  見かけの感染者数が増加してきた段階では「時、既に遅し」で結局急拡大を  制御出来ず、前と同じように社会的パニックを引き起こす懸念が十分にあり  ます。 5.秋冬に備えて、検査体制を拡充したり病院の受け入れ態勢を充実しようと  言われていますが、「やるべきは、今!です」。さらに、やるべきことに  ついて 総論は色々議論されたり提言されたりしていますが、具体的に何を  いつまでに どうすべきかが明らかにされていないので、実際のところ対策と  して極めて 不十分です。

コロナ感染速度試算(5)

今回は、前回と同様ある程度市中感染が広がってしまった後で、 外出制限等に より、アクティブな感染者の接触機会制限を行った場合の効果を 検討 してみました。 なお、接触制限の効果をどう反映させるかについて、検討を開始した際に用いた 指数関数の式において、例えば60%接触時間削減の場合、一日当たりの増加率 ε の値を ε の 0.4 乗に置き換えて計算をしました。同様にして、 70%接触時間 削減の場合、一日当たりの増加率 ε の値を ε の 0.3 乗に置き換え、 80%接触 時 間 削減の場合、一日当たりの増加率 ε の値を ε の 0.2 乗に置き換えて計算しま した。 初めに、市中感染率0.5%で接触機会制限をした場合の図です。 これで分かるとおり、制限を開始すると共にアクティブな累積感染者数が減少し 始め ます。但し、60%及び70%の機会制限の場合は一旦減少した後再び増加 する傾向に転じることがわかります。 これは、消え切らない残り火が再び ゆっくりと火が付き始める状況に似ています。 次に、市中感染率が1.3%及び、2.7%まで拡大した後に接触機会制限を 行ったデータを示します。 これらの図からわかるとおり、接触制限の程度が大きいほどアクティブな感染者 の増加は抑制できますが、市中感染率が高くなるほどそのの効果は 小さくなり ます。