前回整理したキーワードの中で、一つはマグレガーのX理論、Y理論と言うのがなかなか興味深いです。
X理論によれば人は本質的に仕事嫌いだし、Y理論によれば人は本来勤勉だと見なします。X理論に基づく場合アメとムチによる管理が効果的だと言えるし、Y理論に基づく場合、自己実現欲求や承認欲求を満足させる管理が効果的との考えです。
私自身現在子どもの教育にも関わっていますが、このことは仕事を勉強に置き換えても成り立つ議論かも知れません。
しかし、全ての人が多かれ少なかれ両面を持っているのが現実ですし、どんなにやりがいのある仕事でも必ず嫌だとか面倒だとの思いが同居する部分があります。いや、むしろ大部分の人にとって嫌だとか面倒だと思う方が本音に近い気がします。
それを上回る自己実現欲求を求めるには、自分自身や周りの未来に対する 強い目的意識を持っていて、嫌だとか面倒だと感じる部分をある種の喜びに昇華させる精神活動が必要だと思います。
その意味で、私のモットーは”嫌なことを楽しくやろう! ”です。
次に興味を持ったのはアッシュの同調実験です。これから導き出された結論は、例え正しい答えを知っていたとしても、かなりの割合で周りの間違った答えに同調してしまうと言うものです。
これを知る前まで、私は同調行動とか同調圧力と言う言葉は日本文化に特徴的なものだと思っていました。
海外で少し生活した体験からすると、日本は有形無形の同調圧力に満ちている気がします。もちろん良い面も悪い面もあり、日本社会のモラルの高さや清潔さはこれに起因している と思いますし、集団行動が得意だと言うのもこの面が良く出ていると思います。
しかし、子どものころからの教育でそれが熟成されている部分があるので、大部分の日本人にはそれが圧力と感じないかも知れませんが、少し客観的に見てみると、例えばマスコミなどがほとんど同じ意見やコメントを同時に流しているのは異常な感じです。
少し言い過ぎかも知れませんが、我々日本人は一番全体主義に近い立場にいるかも知れないことをいつも認識しているべきだと思います。
技術者も、言うは易し行うは難しの面がありますが同調圧力に屈しない強い意志が必要です。例えば研究テーマの選定にあたってついつい世間の潮流にのったものの方が予算が通りやすい等の理由で、安易な方向付けをしてしまったりすることがあります。
そうならない為には自分自身の確固とした判断力を養う必要がありますが、その力の源になるのはやはり不断の自己研鑽だと思います。
X理論によれば人は本質的に仕事嫌いだし、Y理論によれば人は本来勤勉だと見なします。X理論に基づく場合アメとムチによる管理が効果的だと言えるし、Y理論に基づく場合、自己実現欲求や承認欲求を満足させる管理が効果的との考えです。
私自身現在子どもの教育にも関わっていますが、このことは仕事を勉強に置き換えても成り立つ議論かも知れません。
しかし、全ての人が多かれ少なかれ両面を持っているのが現実ですし、どんなにやりがいのある仕事でも必ず嫌だとか面倒だとの思いが同居する部分があります。いや、むしろ大部分の人にとって嫌だとか面倒だと思う方が本音に近い気がします。
それを上回る自己実現欲求を求めるには、自分自身や周りの未来に対する 強い目的意識を持っていて、嫌だとか面倒だと感じる部分をある種の喜びに昇華させる精神活動が必要だと思います。
その意味で、私のモットーは”嫌なことを楽しくやろう! ”です。
次に興味を持ったのはアッシュの同調実験です。これから導き出された結論は、例え正しい答えを知っていたとしても、かなりの割合で周りの間違った答えに同調してしまうと言うものです。
これを知る前まで、私は同調行動とか同調圧力と言う言葉は日本文化に特徴的なものだと思っていました。
海外で少し生活した体験からすると、日本は有形無形の同調圧力に満ちている気がします。もちろん良い面も悪い面もあり、日本社会のモラルの高さや清潔さはこれに起因している と思いますし、集団行動が得意だと言うのもこの面が良く出ていると思います。
しかし、子どものころからの教育でそれが熟成されている部分があるので、大部分の日本人にはそれが圧力と感じないかも知れませんが、少し客観的に見てみると、例えばマスコミなどがほとんど同じ意見やコメントを同時に流しているのは異常な感じです。
少し言い過ぎかも知れませんが、我々日本人は一番全体主義に近い立場にいるかも知れないことをいつも認識しているべきだと思います。
技術者も、言うは易し行うは難しの面がありますが同調圧力に屈しない強い意志が必要です。例えば研究テーマの選定にあたってついつい世間の潮流にのったものの方が予算が通りやすい等の理由で、安易な方向付けをしてしまったりすることがあります。
そうならない為には自分自身の確固とした判断力を養う必要がありますが、その力の源になるのはやはり不断の自己研鑽だと思います。
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