スキップしてメイン コンテンツに移動

工程管理

工程管理の内容

① 納期順守 ② 生産期間短縮 ③ 設備・人員の稼働率向上 ④ 生産活動安定化
⑤ 操業度維持と生産量達成

1.負荷計画
負荷計画は、工数計画もしくは余力計画とも呼ばれ、日々変動する生産要求に
より必要となる仕事量 (負荷工数)と処理可能な仕事量(能力工数)を均衡
するように調整する機能である。

●労働時間基準の工数
① 負荷工数=標準時間×生産数+段取り時間
② 能力工数=就業時間×(1-間接作業率)×作業者数×出勤率

●機械運転時間基準の工数
① 負荷工数=標準時間×生産数+段取り時間
② 能力工数=運転時間×(1-故障率)×機械台数
③ 負荷率(%)=負荷工数÷能力工数×100

2.進行管理
(1)日程計画
(2)進行管理

3.PERTとCPM
 PERT(ProgramEvaluationandReviewTechnique)
 CPM(CriticalPathMethod)

4.生産方式

5.サプライチェーンマネジメント(SCM)
SCM では、顧客満足を最大にするように数学的モデルをくみ上げ、それを
オペレーションズ・リサ ーチの各種手法などを利用してコンピュータで解析
することにより、最適な計画を立てる。このときの 基本的な考えとなるのが
制約条件の理論(TheoryofConstraints:TOC)である。
TOCは、ボトルネックとなっている工程の能力を最大限生かすように他の工程
を制御するという思想 に基づいている。まずボトルネックとなる工程を発見し、
その工程の能力をフルに発揮させるために、 それより後の工程ではプッシュ型
生産方式で生産活動を行い、それより前の工程ではプル型生産方式で 生産を
行う。
TOCの考え方を単独の企業ではなく、調達から生産・販売・物流に至る複数の
企業に拡大したものが SCM である。SCM改革のポイントは、
(1)需要をきちんと把握・予測する
(2)需要変動をトレース し、それに合わせて生産・供給計画を短サイクルで
   見直し 指示を行う
(3)指示どおりに原材料を調達 し、短時間で生産する
(4)少量多頻度の調達・生産・物流を低コストで実行する
(5)これらの業務 を最適に行うための計画系・実績管理系の情報システムを
  整備して 情報を即時に共有するなどがあげられる。

                                                                                                     
                   ・・・「ガチンコ学園資料」より抜粋




コメント

このブログの人気の投稿

コロナ感染速度試算(4)

前回に引き続き、PCR検査と隔離の問題について検討します。 今回は、ある程度感染が進んでしまった場合に検査件数(能力)を増大させる ことによって隔離を推し進め、感染の収束を図ることが出来るかどうか、もし 可能 だとすれば、どの程度の能力増大が必要かを検討しました。 PCR検査能力について、市中感染率がある値になるまでは現状のままとし、 その後急に増大させるプランで累積感染者数の変化を見てみました。 初めに、累積感染者数で10万人当たり490人、市中感染率で約0.5% まで感染が進んだ段階以降、検査及び隔離能力は大きく増加させた場合の結果 を下図に示します。 これで分かる通り、能力を現状の10倍に増加させてもほとんど効果がありま せん。能力を20倍、30倍と増加させることによって、感染者の拡大を徐々 に抑制でき、40倍まで増加することでやっと収束が可能となります。 市中感染率が1.3%、及び2,7%まで増大してから、それぞれ検査と隔離 能力を増大させた場合の効果を下図に示します。 これらのグラフから、感染収束に必要な検査能力は、市中感染率が1.3%の 場合で100倍、市中感染率が2.7%の場合で200倍と、市中感染が進む ほど、より大きな能力増強が必要になることがわかります。

新型コロナウイルスについて

新型コロナウイルスについてこれまでに検討してきたことをパワーポイント の資料としてまとめてみました。 それを踏まえ、更に最近の状況も含めて感じたことを記します。 1.マスクの着用、手洗いの徹底などで、定量的な程度は不明ですが、他者   との接触削減はあるレベルで実現しつつあると思います。 2.従って、感染拡大指数と言うべき γ の値は、当初の1.1 よりは低下して   いる可能性が高く、外出制限を緩和してもPCR検査と隔離が適切に行わ   れれば、感染の急拡大は抑制できそうです。 3.但し、検査と隔離が不徹底だと、アクティブな市中感染率が上昇し、   ある時点から再び急拡大する危険性が高まります。 4.最近のニュースの中で、北九州と東京について話題に上っていますが、   北九州に関しては攻めの検査を比較的広く行って、無症状者も含めた   あぶり出しをしているので、状況が落ち着いているように感じます。   1日当たりの検査数200件、感染者の1日当たり発見数20人で比較的   落ち着いてきていることから推定すると、現時点における北九州の市中   感染率は0.03~0.05%と推定します。 6.東京に関して言えば、市中感染率が北九州と同じレベルだとしても、   人口が北九州の10倍以上であることを勘案すると、1日の検査数で   2000件以上、発見すべき感染者数200人/日以上を達成していない   とダメなはずです。しかし、東京都のホームページ等を見ると、検査者数   は約1500人とまあまあですが、発見出来ている人数で言えば北九州と   同じ程度なので、個人的には相当やばいと感じて います。 7.小池東京都知事が、少し前に「何とか感染者を20人/日以下に抑えたい」   と話していましたが、それは非常に危険な物言いです。なぜなら、それは   発見する人数を抑えたいと同じ意味だからです。その考えだと、感染拡大   を抑制することは不可能です。 8.小池都知事に限らず、現在の感染者数に対する捉え方がマスコミも含めて   間違っています。検査によって大部分の感染者を見出せるのならそのよう   な捉え方で大丈夫ですが、新型コロナに関しては検査で捉えられるのが   一部分であることで、考え方を転換しないとダメ...

新型コロナウイルス直近の状況について

前回、今のままだと懸念が大きい旨記しましたが、あれから約1カ月が 経ち傾向がはっきりとしてきました。 1カ月前に東京の新規感染者数は30~40人/日レベルだったのが、現在は200~ 300人と7~8倍に増加し、全国に至っては50~60人/日が500~600人/日と10倍 に増加しています。 残念ながら、この結果は「攻めの検査」によるものとは決して言えず、明らかに 市中感染が拡大している結果です。 昨日、政府による現状認識に関する記者会見がありました。それを見て思ったこと をまとめます。 1. 今後、爆発的に拡大したり、逆に収束したりする可能性は低く、緩やかに増加  するか、同じ水準を保つか、緩やかに減少するか3つに1つであるだろう。     但し、そのうちどれになるかは神のみぞ知る領域であるとの見解でした。  そもそも感染爆発の定義自体が曖昧な中で、このように合理的な根拠のない話を  すること自体信じがたいです。  説明に使われてたグラフの縦軸がもし日々の感染者数だとしたら、緩やかに増加  イコール指数関数的な増加です。  あと、現在は市中感染のレベルじゃないという判断をしていましたが、市中感染  の定義自体も曖昧です。そもそも、第1波の消え残り的な潜在的感染者が市中に  存在していたはずなので、もう市中感染レベルですし、そもそも客観的な感染率  を見出していない中で結論じみたことは言えないはずです。 2.一番気になるのは、いまだに対策の柱が「個人レベルへの注意喚起」と   「クラスター対策」に留まっていることです。  いわゆる第1波を経て、人々は既に相当レベルの注意をしているのに注意喚起を  強める程度では拡大速度を少しだけ緩めるだけの効果しかありません。  そもそも人間はロボットじゃないですし、それに行動目標自体があいまいな中で    当然個人ごとに解釈のずれや分布も生まれます。  怖いのは、うまくいかなかった時に、為政者側は注意喚起したのに国民がそれに    従わなかったせいだと、責任のがれに利用される可能性が大きいことです。 3.クラスター対策がうまくいくのは、あくまで感染初期です。しかもそれは、    大規模な検査による多くの陽性者の発見とセットになって初めて成功します...